昭和36年に開園した東京都立神代(じんだい)植物公園には、約4,500種類、10万株の植物が植えられており、四季折々の花と緑を楽しむ事が出来ます。
中でも5,000株以上ものバラ園は見応えがあります。
バラの咲く時期にバラ園に行くことはありますが、それ以外の時期のバラ園はいったいどうなっているのか?
バラ園の12ヶ月を追いました。
(2001年4月〜2002年4月までの様子です。2002年の東京の春はとても暖かでした。)

4月のバラ園
整然と植えられたバラたちは、開花の季節を目前に新しい葉を伸ばしはじめています。
蕾を付けるのももうすぐです。
春の暖かい日差しを浴びて、今年生まれた葉っぱたちがキラキラ輝いています。
瑞々しくてピチピチのバラたちです。

5月のバラ園
シーズン全開です。色とりどりのバラが咲き誇り、華やかです。
バラ園に近づくにつれてバラの香りの空気に包まれて、何度も何度も深呼吸します。
バラ園への人出もピークです。
毎年本当にたくさんの方が家族で写真を撮ったり、お庭のバラと比較したり、アイスと食べたりしながら、バラ園の散策を楽しんでいます。

6月のバラ園
6月。散ってしまった花びらが・・・。ああ、終わってしまうの? 
いえいえ、とんでもない。第一弾が終わっただけ。四季咲きのバラはこの後第二弾第三弾と咲き続けます。
花が疎らになるのと比例して人影も疎らになっていきます。ちょっと寂しい気もするけれど、ゆっくり歩いてゆっくり楽しめます。
後ろの木々も元気。新緑がまぶしい季節です。

7月のバラ園
夏の日差しが厳しくなって来ましたが、バラたちはまだまだ花を咲かせ続けています。
でも、ちょっと色はあせ気味でしょうか。
カンカン照りの中でも咲いています。でも春ほどには綺麗に咲けません。
バラ園の外ではダリアやヒマワリが花を咲かせています。

8月のバラ園
暑い。。。とにかく暑い。。。花壇の周りを歩くだけで汗がダラダラ。
バラたちもちょっと夏バテ気味かもしれません。
茶色くなってしまった花も目立ちます。
枝がどんどん伸びてきています。人の背丈を越えている枝もたくさんあります。
秋の花のシーズンにはまだ少し時間があります。

9月のバラ園
秋に向けて剪定が行われ、花はもうほとんど残っていません。バラのエリアを訪れる人も「通りすがり」です。
こんなところで写真を撮っている人なんて私くらいなもの・・・
季節はもう秋。葉が赤く色づいています。
そしてまた新しい蕾が出来始めています。秋のバラフェスタまであと1ヶ月。

10月のバラ園
秋のバラの季節に、2001年はバラ園のライトアップとミニコンサートが行われました。
夜風はちょっと冷たいけれど、たくさんの人で賑わいました。
スポットライトを浴びるバラ。
弦楽奏を聞きながらの幻想的なバラの鑑賞です。
夜のバラもちょっぴり妖しくて魅力的です。

11月のバラ園
寒くなってきましたがバラたちは頑張っています。気温が低いので花も長持ちします。
バックの木々が紅葉してきました。
午後のやわらかい日差しを浴びた名残りのバラたちです。
今年も1年がもうすぐ終わってゆくのだなと思わせる晩秋の香りがしています。

12月のバラ園
冬の澄んだ青空とピンと張った空気の下、今年のバラも見納めとなりました。
今年も咲いてくれてありがとう。来年もよろしくネ。
オールドローズのエリアです。
葉もすっかり落ちて12月の冷たい風に、ローズヒップも寒そうです。
街はクリスマスで賑わっている頃です。

1月のバラ園
1月のバラ園は、花もなく色もなく、しかも寒くて、なんだか寂しい感じがします。
もう春へ向けて剪定が始まっていました。
つるバラのエリアです。葉がないのでフェンスが骨々です。
シーズン中には大勢の人が座って休むベンチも、こう寒くては誰もじっと座る気にはなれません。

2月のバラ園
あれェ〜、バラが短くなってるゥ〜。
すべての剪定が終わっていました。みごとにどの木も「丸坊主」です。すごい。
あたり一面地面から鹿の角が生えているようだ、と私には見えます。
葉を落とし枝を切り全てをリセットして春を待つ。期待がたくさん隠れている素敵なシーズンなのです。

3月のバラ園
まだ名前の立て札(写真左端の棒)の半分ほどの高さしかありませんが、新しい葉が伸びてきています。
ちょうど春がやってきたところです。
オールドローズのエリアです。
暖かくて平年より10日以上早く満開になった桜がバックです。
バラはまだやっと目が覚めたところ・・・。

4月のバラ園
そしてまた4月がやって来ました。今年も開花の季節を目前に新しい葉を伸ばしはじめています。 あと1ヶ月すればまた多くの人々が花壇の周りを囲みます。
こうしてバラ園の1年は巡っていきます。

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